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■さまざまなガンの原因論  

なぜ、人はガンになるのでしょうか。  
現在、ガンの病因とされるものには多種多様なものがあり、それら は外因性と内因性とに分けられます。  
まず外因性としては慢性的な刺激が組織や細胞に与えられるとガン が発生するというもので、この刺激には化学物質によるもの、腫瘍ウ イルス、放射線などの物理的刺激があります。  

一方、内因性としてはホルモンや遺伝、免疫によるものなどがあり、 さらに年齢や性なども含まれます。  

外因性による発ガン原因として有名なのは喫煙です。
タバコと発ガ ンの因果関係については多くの証拠が示されており、肺ガンとの関連 でみると、喫煙し始めてから肺ガン発生が上昇してくるまでの間には 20年以上の間隔があることが明白となっています。

これによって両者 の段階的な因果関係が証明されたといってよいでしょう。  

また、タバコを吸わない人と吸う人との対比では、喫煙が肺以外の 口唇、喉頭、食道、胃、膀胱、膵臓などにも発ガン作用をもつことが 証明されています。
タバコの煙の中の発ガン物質が直接に作用してお こる接触発ガンとして口腔、咽頭、喉頭、肺があり、発ガン物質がい つたん体内に吸収されて代謝され、活性化されて内臓のガンをおこす代謝発ガンとして胃、肝臓、膵臓、膀胱、子宮などがあるという考え方です。

 他人のタバコの煙を吸わされる受動喫煙の防止を義務づける「健康 増進法」が2003(平成15)年5月1日から施行されましたが、 この法律もある意味において、タバコにおけるガン原因論を強力に後 押しするものとなっています。

受動喫煙とは副流煙を吸うことで、こ の煙の中にはベンゼンなど40種類以上の有害とされる化学物質が含まれているといわれています。  

このほか、過度の飲酒、食生活などもガンの原因に密接に関わっていると思われますが、タバコほど明確な因果関係はまだ立証されてい ないのが現状です。

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