■医療のクオリティを高めるために
最近の新聞報道でも、病気予防を基本にしたニーズの高まりで、 サプリメント(機能性食品)市場の急成長が話題になっていました。 ここには当然のことながら、代替療法への関心の反映があります。
今後もさまざまな方向から代替医療を求める人びと(患者)が急増する
と思われ、それはこれからの医療の潮流のひとつを形成していくので はないかといわれています。
もちろん、代替療法のすべてが肯定的にとらえられていいというも
のではありません。 たとえば、代替療法は「人間の自然治癒力を高めることによって病 気を治す」というスタンスが基本にあることから、すべてが科学的に
解明されているわけではなく、中には超自然主義的な効能が強調され たり、正しい情報が伝わっていなかったり、いろいろと問題があるこ とも指摘されています。
しかし、そうした一方では代替療法の作用機序や有効性などを科学
的に証明するデータが急増しているのも事実です。臨床例も豊富にな ってきました。
何よりも医療の現場で代替療法を積極的に取り入れる 医師が増えてきています。 治療を受ける側だけでなく、治療をする側
においても確実に代替療法への関心が高まっています。 病気に悩む人びと(患者)にとっては治療か症状改善への選択肢が 増えることになり、医師サイドにとっては医療のクオリティを高める
ことにつながる。
いろいろな問題や克服すべき課題は抱えながら、それでもなお代替 療法は21世紀における医療の切札となる可能性を秘めています。

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