■注目を浴びつつある代替療法
代替療法は英語では Alternative Medicine と書きます。 選択可能な医療、とでも訳せばいいのでしょうか。 どういう経緯から現在の
「代替療法」という言葉になったのかは明らかではありませんが、 「(何かに)代わる新しい医療」というニュアンスは十分に伝わる言葉 といってよさそうです。
現在、日本では代替療法についての関心はそれほど高まっていると
はいえない状況ですが、医療の先進国であるアメリカでは医学生の多 くが代替療法の実習を望んでいるそうです。
また、1993年には米国民の3人に1人が、1997年には4割以上の人たちが何らかの代替療法を利用したともいわれています。
1999年、アメリカの国立保健研究所(NIH:National Institutes of Health) に「国立代替療法センター」が設立されました。
代替療法を現代の西洋医学に組み込むためのプログラムを研究・開発 する拠点とするためです。
一方、日本では1998(平成10)年に第1回日本代替医療学会が
開催されるなど、徐々に注目を浴びるようになってきました。
この背景として考えられるのは、揺れる国民皆保険制度や個人医療 費の負担増などの医療をめぐる問題のほか、西洋医学だけでは疾病に
十分対応できないこと、跡を絶たない医療過誤の発生や薬の副作用や 根絶しない薬害問題など、さまざまなファクター(要素)が考えられ ます。
そこで、なるべく病気に罹らず、罹っても軽度で済むような療法や、
薬物に頼らずに自然治癒カを高める体質づくりに世間の関心が集まる ようになり、注目されるようになってきたのが代替療法であるといっ てよいでしょう。
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