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| ■アラビノキシランと食物繊維 植物には骨というものがありませんが、大地に根ざしてしっかりと立っています。 これは、植物を構成している細胞のひとつひとつが強固な壁を持ち、動物の骨格のようになって、植物全体を支えているからです。 この植物細胞壁をつくっているのが、食物繊維です。 食物繊維といっても、そういう名前を持った物質があるというわけではありません。 食物繊維を定義すれば「人の消化酵素では、加水分解されない食品中の難消化性成分の総体」となります。 つまり、難消化性という特徴を持つ物質ということで、代表的なものとしては、植物細胞壁に含まれるセルロース、ヘミセルロースなどがあり、細胞内に含まれる水溶性ペクチン、エビやカニの殻に存在するキチンなども、広い意味での食物繊維に含まれます。 ところで、食物繊維には、具体的にどのような働きがあるのでしょうか。 まず、食物繊維を多く含むものを食べると、消化管の活動を活発にし、多量の胃液が分泌されます。 また、食物の消化管の通過時間が短くなるとともに、腸内細菌の増殖や大腸の細胞のエネルギーを作り出す手伝いもします。 さらに、適度な水分を含んだ便が大量にできるほか、大腸の中で不必要にとどまることなく、食べた物は約24時間で体外へ排出されます。 そのとき、コレステロースや余分な糖、発ガン物質なども一緒に排出し、有害な成分が体内に吸収されるのを防ぎます。 食物繊維の一種であるヘミセルロースという高分子の糖質は、米、小麦、トウモロコシなどイネ科の植物に豊富に含まれていますが、その主成分がアラビノキシランです。 ところで、ヘミセルロースの中でも、特に、注目されているのが、トウモロコシの種皮の細胞壁から抽出されたヘミセルロースBです。 通常のヘミセルロースが不水溶性であるのに対して、ヘミセルロースBは水溶性で、同じくアラビノキシランが主成分です。 なぜいま、アラビノキシランが注目されるようになっているかというと、私達の身体の免疫力を高め、ガン細胞の天敵といわれるNK細胞を活性化させることが、研究や臨床実験などからわかってきたからです。 水溶性の食物繊維であるアラビノキシランは、腸から吸収されて、ガンを殺す免疫細胞たちを活性化させ、ガンの発生や増殖を防止していきます。 ![]() |
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